近くにプログラミング教室がない、送迎の時間が取れない、マイペースに学ばせたい。そんな悩みを抱える保護者の方にとって、通信教育やオンライン学習サービスは心強い選択肢です。自宅にいながら質の高いプログラミング学習ができる環境が、年々充実してきています。
しかし、通信教育型のプログラミング学習サービスも種類が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。対象年齢、学べる言語、料金体系、サポート体制など、比較すべきポイントは多岐にわたります。
この記事では、子供向けプログラミング通信教育サービスのおすすめを厳選して紹介します。各サービスの特徴や料金を比較しながら、お子さんに合った学習方法を見つける参考にしてください。
プログラミング通信教育のメリット・デメリット
通信教育でプログラミングを学ぶことには、教室に通う場合とは異なるメリットとデメリットがあります。お子さんに合った学習スタイルかどうか、事前に確認しておきましょう。
メリット1:場所と時間を選ばない
通信教育の最大のメリットは、自宅にいながら学べることです。教室への送迎が不要で、お子さんのスケジュールに合わせて好きな時間に学習できます。習い事や部活で忙しいお子さんでも、隙間時間を活用して取り組めるのは大きな利点です。
メリット2:費用を抑えられる
通学型の教室と比較して、月謝が安い傾向にあります。交通費も不要で、教材もデジタルで提供されるケースが多いため、トータルコストを抑えやすくなっています。中には無料で始められるサービスもあります。
メリット3:自分のペースで進められる
教室では授業の進度に合わせる必要がありますが、通信教育なら自分のペースで学習を進められます。わからないところは何度でも繰り返し学習でき、得意な部分はサクサク進められるため、効率よくスキルが身につきます。
デメリット1:モチベーション維持が難しい
一人で学習を続けるには、ある程度の自己管理能力が必要です。教室のように決まった時間・場所で学ぶ環境がないため、お子さんが自主的に取り組めるかどうかが継続の鍵になります。保護者が学習状況を見守り、適度に声をかけるサポートが大切です。
デメリット2:質問のタイムラグ
わからないことがあったとき、教室なら講師にすぐ質問できますが、通信教育ではチャットやメールでの問い合わせになるため、回答までに時間がかかる場合があります。リアルタイムでサポートを受けられるサービスもありますが、サポート対応の時間帯が限られていることもあります。

子供向けプログラミング通信教育サービスおすすめ8選
ここからは、子供向けにおすすめのプログラミング通信教育サービスを紹介します。対象年齢、学べる内容、料金を比較しながら、お子さんに合ったサービスを見つけてください。
進研ゼミ プログラミング講座
ベネッセが提供する通信教育の中に含まれるプログラミング学習コンテンツです。進研ゼミの会員であれば追加料金なしで利用できるのが特長です。小学1年生〜6年生が対象で、学校の教科と連動したプログラミング学習ができます。
Scratchに似たビジュアルプログラミング環境で、ゲームを作りながらプログラミング的思考を学べます。すでに進研ゼミを受講しているなら、追加費用なしでプログラミングも始められるのが大きな魅力です。
Z会 プログラミング講座
Z会が提供するプログラミング専門の通信講座です。「みらいwith ソニー・グローバルエデュケーション」コース(小1〜小4対象)と「中学技術活用力講座」(中1〜中3対象)など、年齢に合わせた複数のコースが用意されています。
月額2,420円〜(税込)で、毎月届くテキストとアプリを使って学習します。Z会ならではの丁寧な教材設計が特徴で、体系的にステップアップできるカリキュラムが評価されています。KOOVロボットを使ったコースもあり、ロボット制作に興味があるお子さんにも対応しています。
デジタネ(旧D-SCHOOLオンライン)
小中学生向けのオンラインプログラミングスクールです。マインクラフトを使ったプログラミング学習が人気で、ゲームの世界を通じてプログラミングの基礎概念を学べます。年間プランで月額3,980円〜(税込)で、160以上のコンテンツが学び放題の自習型学習スタイルです。
マインクラフトが好きなお子さんなら、遊びの延長として自然にプログラミングに触れられます。質問はチャットで受け付けており、講師からのフィードバックも受けられます。
テックキッズオンラインコーチング
テックキッズスクールのオンライン版で、月3回のマンツーマンコーチングが特徴です。QUREOの教材を使って自学自習しながら、定期的にコーチのサポートを受けられるハイブリッド型のサービスです。月額13,200円(税込)で、独学とマンツーマン指導の良いところを組み合わせたバランスの取れたサービスです。
Progate(プロゲート)
スライド形式の解説とブラウザ上でのコーディング実践を交互に進めるオンライン学習サービスです。Python、JavaScript、HTML/CSS、Rubyなど多数の言語に対応しています。無料プランでも基礎レベルの学習が可能で、有料プランは月額1,078円(税込)からと非常にリーズナブルです。小学校高学年〜中高生におすすめです。
ドットインストール
1本3分程度の短い動画でプログラミングを学べるサービスです。無料で視聴できるレッスンも多く、有料プランは月額1,080円(税込)です。短時間で効率よく学べるため、隙間時間の活用に最適です。中学生以上が対象として適しています。

QUREO(キュレオ)オンライン
全国の教室で使われているQUREOの教材を、オンラインでも学べるサービスです。ゲームを作りながらプログラミングの基礎を学ぶカリキュラムで、小学2年生〜中学3年生が対象です。自宅で自分のペースで進められ、プログラミング能力検定にも対応した内容になっています。
Scratch(スクラッチ)+ YouTubeチュートリアル
厳密には通信教育サービスではありませんが、Scratch公式サイトとYouTubeの組み合わせは最もコストパフォーマンスの高い学習方法です。Scratchは完全無料で使え、YouTubeには日本語の解説動画が多数公開されています。保護者がある程度サポートできる環境であれば、まずはこの方法で始めてみるのもおすすめです。
- 追加費用なし:進研ゼミ会員はプログラミング講座が無料
- コスパ重視:Progate、ドットインストール(月額約1,000円)
- バランス型:テックキッズオンラインコーチング(月額13,200円+マンツーマン指導)
- ゲーム好きに:D-SCHOOLオンライン(マインクラフト活用)
- 体系的に学ぶ:Z会プログラミング講座(月額2,420円〜)
通信教育サービスの選び方
数あるサービスの中から、お子さんに最適なものを選ぶためのポイントを解説します。
お子さんの年齢・レベルに合っているか
サービスごとに対象年齢や推奨レベルが異なります。プログラミング未経験の小学生にはScratchベースのビジュアルプログラミングが適しており、ある程度経験がある中高生にはPythonやJavaScriptを学べるサービスが向いています。まずはお子さんの現在のレベルを把握した上で選びましょう。
サポート体制を確認する
通信教育で最も重要なのがサポート体制です。質問ができるかどうか、レスポンスの速さ、コーチングや個別指導の有無などを確認しましょう。お子さんが一人で学習を進めるのが難しい場合は、定期的なコーチングが付いたサービスを選ぶと安心です。
無料体験・トライアル期間を活用する
多くのサービスでは無料体験や無料プランが用意されています。いきなり有料プランに申し込むのではなく、まずは無料で試してみて、お子さんが楽しめるかどうか確認しましょう。複数のサービスを並行して試してみるのも一つの方法です。
料金と学習内容のバランス
月額1,000円程度の安価なサービスは自習中心、月額10,000円以上のサービスはコーチング付きと、料金によって学習スタイルが大きく異なります。お子さんの自走力(自分で学習を進められる力)に合わせて選ぶことが、続けるためのコツです。

通信教育を続けるためのコツ
通信教育で最大の課題は「続けること」です。お子さんが飽きずにプログラミング学習を継続するためのコツを紹介します。
学習する時間と場所を固定する
毎日同じ時間に同じ場所で学習する習慣をつけると、自然と取り組めるようになります。「夕食後の30分」「週末の午前中1時間」など、生活リズムの中に組み込みましょう。リビングなど保護者の目が届く場所で学習すると、声がけもしやすくなります。
小さな目標を設定する
「今週は1レッスン完了する」「今月はゲームを1つ作る」など、達成しやすい目標を設定しましょう。目標を達成できたら褒めることで、小さな成功体験を積み重ねてモチベーションを維持できます。
作品を見せる場を作る
お子さんが作ったプログラムを家族に見せる「ミニ発表会」を開いてみましょう。「すごいね!」「どうやって作ったの?」という反応が、次の学習への原動力になります。Scratchのコミュニティに作品を投稿して、他のユーザーからの反応を楽しむのも効果的です。
一緒に学ぶ仲間を見つける
同じ通信教育サービスを使っている友達がいれば、進捗を報告し合ったり、作品を見せ合ったりすることでモチベーションが維持しやすくなります。オンラインコミュニティに参加するのも、仲間づくりの方法の一つです。
通信教育は自宅で行うため、パソコンやタブレットの使用ルールを事前に決めておくことが大切です。学習目的以外のWebサイトやアプリへのアクセスを制限するフィルタリング設定も検討しましょう。学習時間が長くなりすぎないよう、適度な休憩を入れることも忘れずに。
プログラミング通信教育サービスの選び方に迷ったら、まずは文部科学省のプログラミング教育ポータルサイト(みらいの学び公式サイト)で教育方針を確認するのも参考になります。また、Scratch公式サイト(scratch.mit.edu)は無料でいつでも始められるため、通信教育サービスと併用するのもおすすめです。
よくある質問
プログラミング通信教育は、場所や時間を選ばずに学べる便利な学習方法です。サービスによって特色が異なるため、お子さんの年齢・興味・学習スタイルに合ったものを選ぶことが何より大切です。まずは無料で試せるサービスから始めて、お子さんの反応を見ながら最適な学習環境を整えていきましょう。


