プログラミングの学習本は種類が豊富で、書店に行くとズラリと並んでいます。「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう保護者の方は多いのではないでしょうか。
学習本選びで最も重要なのは「子供の年齢」と「作例の内容が子供の興味に合っているか」の2点です。年齢に合わない本を買ってしまうと、難しすぎて挫折したり、内容が退屈で読まなくなったりしてしまいます。
この記事では、子供向けプログラミング学習本を年齢別に紹介します。本選びのポイントや、本だけで学ぶ場合の補い方についても詳しく解説するので、参考にしてみてください。

低学年向けおすすめ本
絵本タイプのプログラミング入門書
「プログラミングって何?」をイラストで楽しく学べる絵本タイプの本が増えています。PCを使わなくてもプログラミング的思考に触れられるので、4歳から6歳の入門書としてぴったりです。親が読み聞かせながら一緒に考える使い方がおすすめです。
代表的なものとして「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」(リンダ・リウカス著)があります。物語形式でプログラミングの考え方に触れられるため、小さな子供でも飽きずに読み進められます。
ScratchJr対応の入門書
ScratchJrの基本操作から簡単な作品制作までを案内してくれる本です。写真やイラストが多く、子供が一人でもページをめくりながら進められます。6歳から8歳くらいの子供にちょうどいいレベルです。
中学年向けおすすめ本
Scratch入門書
Scratchの使い方を基礎からしっかり学べる本です。「できるキッズ」シリーズや「小学生からはじめるわくわくプログラミング」など、定番書が複数あります。QRコードで動画解説が見られる本もあって、本だけで行き詰まったときに助かります。
おすすめの使い方は、本を見ながら一通り作ってみた後に「じゃあこれを改造してみよう」とオリジナル要素を加えることです。本の通りに作るだけだと受け身の学習で終わってしまいがちなので、アレンジを加える工程が大切です。
ゲーム制作に特化した本
Scratchでシューティングゲームやアクションゲームを作る手順を詳しく解説した本も人気です。「ゲームを作りたい!」という子供の強いモチベーションをそのまま学習に活かせます。完成した時の達成感は格別です。

高学年・中学生向けおすすめ本
Python入門書(子供向け)
テキストプログラミングに挑戦したい子供向けです。子供向けに書かれたPython入門書なら、イラストや図解が多く取っつきやすい構成になっています。「Python1年生」シリーズなどが有名で、ゲームやアート作品を作りながら基礎文法が学べるのが特徴です。
Webサイト制作の入門書
HTMLとCSSの基礎を学べる子供向けの本もあります。「自分のホームページを作りたい!」という子供にはこの分野がおすすめです。自分で作ったWebサイトがブラウザに表示されたときの感動は特別なものがあります。
| 年齢 | おすすめの本のタイプ | 費用目安 |
|---|---|---|
| 4〜6歳 | プログラミング絵本・ScratchJr入門書 | 1,500〜2,000円 |
| 7〜9歳 | Scratch入門書・ゲーム制作本 | 1,500〜2,500円 |
| 10歳以上 | Python入門書・Web制作入門書 | 2,000〜3,000円 |
本選びで失敗しない4つのポイント
1. フルカラーかどうか
子供向けのプログラミング本は、フルカラーで画面のスクリーンショットが多いものを選んでください。白黒だと「この画面のどこをクリックするの?」となって挫折しやすくなります。
2. 対応バージョンが新しいか
Scratchはバージョンアップで画面が変わることがあります。古い本だと現在の画面と違って混乱するので、なるべく新しい版の本を選びましょう。出版年を確認するのを忘れずに。
3. 作例が子供の興味に合っているか
ゲームを作る本、アニメーションを作る本、ロボットを動かす本。作例の内容が子供の興味に合っていないと、途中で飽きてしまいます。書店で中身をパラパラ見て、子供に「これ作ってみたい?」と聞いてみるのが確実です。
4. 段階的にステップアップできるか
基礎だけで終わる本より、徐々に難易度が上がっていく構成の本のほうが長く使えます。シリーズもので初級編・中級編・上級編と揃っていると、段階的にスキルアップできて効率的です。
- フルカラー+スクリーンショット多めが必須
- 対応バージョンが最新かどうか確認
- 作例が子供の興味に合っているかチェック
- シリーズもので段階的にステップアップできると理想的

本だけで学ぶ限界と補い方
つまずいた時の解決策
本の通りにやってもうまくいかないとき、相談相手がいないのが本での学習の最大のデメリットです。そんなときはScratchのコミュニティで質問したり、YouTubeでチュートリアル動画を探したりしてみてください。
本+動画のハイブリッド学習
本でじっくり理解して、動画で操作手順を確認する。この組み合わせがとても効果的です。YouTubeには子供向けのScratchチュートリアルが大量にあるので、うまく活用しましょう。テキストと動画の二刀流で理解度がグッと高まります。
YouTubeで学習する場合は、子供が関係ない動画を延々と見てしまうリスクがあります。保護者がそばにいるか、YouTube Kidsなどのフィルタリングを活用してください。
よくある質問(Q&A)
Q. プログラミングの本は何冊くらい必要ですか?
A. まずは1冊で十分です。1冊をしっかりやり込んでから、物足りなくなったら次の本に進むのがおすすめです。最初から何冊も買うと、どれも中途半端になってしまうリスクがあります。
Q. 電子書籍と紙の本、どちらが良いですか?
A. プログラミングの学習本は紙の本がおすすめです。PCやタブレットでプログラミングをしながら、横に本を置いて参照するスタイルが最も効率的です。電子書籍だと画面を切り替える手間が発生します。
Q. 本だけで子供が一人で学べますか?
A. 小学3年生以上で読解力がある子供なら、フルカラーの入門書を見ながら一人で進められるケースもあります。ただし、つまずいたときのフォローは保護者が行ったほうが挫折を防げます。
Q. 学習本の後はどうステップアップすればいいですか?
A. 本の作例をアレンジして自分だけの作品を作る→オリジナル作品を企画段階から制作する→より高度な本やオンライン教材に進む、という流れがおすすめです。自分で作品を作る経験を積むことが、最もスキルアップにつながります。
Q. 親がプログラミングを知らなくても、一緒に本で学べますか?
A. 子供向けのプログラミング本は、プログラミング未経験の大人にも理解しやすい内容になっています。親子で一緒に読み進めることで、共通の話題にもなります。「親もわからないけど一緒にやってみよう」というスタンスで問題ありません。

まとめ:本は「興味のきっかけ」として最適
- 年齢に合った本を選ぶことが最重要(低学年は絵本、中学年はScratch、高学年はPython)
- フルカラー・スクリーンショット多め・新しいバージョン対応の本を選ぶ
- まずは1冊をしっかりやり込む
- 本+YouTube動画のハイブリッド学習が効果的
- 本の通りに作った後は「アレンジ」で応用力を鍛える
- 書店で子供と一緒に選ぶ時間がプログラミングへの第一歩
プログラミングの学習本は、子供がプログラミングに興味を持つきっかけとして優れたツールです。書店で子供と一緒に選ぶ時間自体が、プログラミング学習への第一歩になります。まずは1冊、子供がワクワクする本を見つけてみてください。
参考:Scratch公式サイト
参考:Python公式サイト

