レゴブロックが好きなお子さんに「プログラミングも一緒に学んでほしい」と思ったことはありませんか?
レゴエデュケーションからは、ブロックの組み立てとプログラミングを組み合わせた教育向け製品がいくつかラインナップされています。しかし、シリーズごとに対象年齢やできることが異なるため、「どれを選べばいいのかわからない」という声もよく聞きます。
この記事では、レゴのプログラミング教材シリーズの違いをわかりやすく整理し、お子さんの年齢や目的に合った製品の選び方を解説します。

レゴのプログラミング教材にはどんな種類がある?
レゴのプログラミング教材は、主に「レゴエデュケーション」というブランドから提供されています。記事執筆時点で入手できる主なシリーズを紹介します。
SPIKE エッセンシャル(旧名称:SPIKE ベーシック)
小学校低学年〜中学年を対象としたプログラミング教材です。アイコンベースの直感的なプログラミングが特徴で、プログラミングが初めてのお子さんでも取り組みやすい設計になっています。
- 対象年齢:6歳〜
- プログラミング方式:アイコンブロック、Scratchベース
- 含まれるパーツ:スモールハブ、モーター1個、カラーセンサー、ミニフィギュアなど
- レッスン数:アプリ内に複数の学習ユニットが用意されている
SPIKE プライム
小学校高学年〜中学生を対象とした上位モデルです。Scratchベースのプログラミングに加え、Pythonにも対応しており、より高度なロボット制作やプログラミング学習が可能です。
- 対象年齢:10歳〜
- プログラミング方式:Scratchベース、Python
- 含まれるパーツ:ラージハブ、モーター2個、距離センサー、カラーセンサー、ジャイロセンサーなど
- 特徴:FIRST LEGO League等の大会にも対応した本格的な教材
レゴ BOOST クリエイティブボックス
家庭での遊び用として設計されたプログラミングキットです。猫やギターなど5種類のモデルが作れるのが特徴で、タブレットの専用アプリから操作します。
- 対象年齢:7〜12歳
- プログラミング方式:専用アプリのビジュアルプログラミング
- 特徴:エンタメ性が高く、ロボットの動きが豊かで楽しい
レゴエデュケーションの製品(SPIKEシリーズ)は教育機関向けに設計されていますが、個人でも購入可能です。アフレルオンラインショップなどの正規販売店から入手できます。

シリーズ別:こんなお子さんにおすすめ
シリーズの選び方をお子さんのタイプ別にまとめました。
「レゴは好きだけどプログラミングは初めて」→ SPIKE エッセンシャル
アイコンを並べるだけのシンプルなプログラミングから始められるので、パソコン操作に不慣れなお子さんでも安心です。ミニフィギュアを使ったストーリー性のある課題も用意されていて、遊び感覚で学べる構成になっています。
「Scratchを使ったことがあり、ロボットにも挑戦したい」→ SPIKE プライム
Scratchの経験があるお子さんなら、プログラミング環境にすぐ馴染めます。複数のセンサーを使った高度な制御や、Pythonへのステップアップもできるため、長期的に使い続けられます。
「家族でワイワイ遊びたい」→ LEGO BOOST
教育目的というよりも、家族のレジャーとして楽しむならBOOSTがおすすめです。5種類のモデルを作り替えて遊べるので、飽きにくいのもメリットです。
レゴプログラミング教材の価格帯
レゴのプログラミング教材は、一般的なレゴセットと比べると高額です。購入前に予算感を把握しておきましょう。
- LEGO BOOST:20,000円〜25,000円程度
- SPIKE エッセンシャル:35,000円〜40,000円程度
- SPIKE プライム:70,000円〜80,000円程度
決して安い買い物ではありませんが、プログラミング教室の月謝(月8,000円〜25,000円程度)と比較すると、数ヶ月〜1年分の教室代で本格的な教材が手に入ると考えることもできます。
レゴエデュケーション製品のうち、一部のシリーズは販売終了や後継製品への移行が予定されています。購入を検討する場合は、最新のラインナップをレゴエデュケーション公式サイトやアフレルオンラインショップで確認してください。アプリのサポートは販売終了後も一定期間継続される予定です。
家庭でレゴプログラミングを活用するコツ
教材を購入したあと、家庭で効果的に活用するためのポイントを紹介します。
公式アプリの学習コースから始める
SPIKE エッセンシャルもプライムも、専用アプリ内にステップバイステップの学習コースが用意されています。まずは公式コースに沿って基本を身につけ、その後オリジナルのロボット制作に進むのがスムーズです。
「作って終わり」にしない
ロボットを組み立てて動かしたら、「もっと速く走らせるには?」「障害物を避けるには?」と次の課題を見つけましょう。改良を重ねることで、プログラミング的思考がより深まります。
兄弟・姉妹で協力して取り組む
年齢の異なるお子さんがいる場合、年上の子がプログラミングを担当し、年下の子がブロックの組み立てを担当するなど、役割分担をして協力すると学びが深まります。
作品を動画で記録する
完成したロボットの動きをスマートフォンで撮影して記録に残しましょう。自分の成長を振り返るきっかけになりますし、プログラミングコンテストへの応募素材としても使えます。

レゴプログラミングの次のステップ
レゴのプログラミング教材でしっかり基礎が身についたら、次のステップも見据えてみましょう。
大会に挑戦する
FIRST LEGO League(FLL)は、レゴのロボットを使った世界的な大会です。チームでロボットを設計・プログラミングし、課題をクリアする競技形式で、技術力だけでなくチームワークやプレゼンテーション力も問われます。
より本格的な教材に移行する
SPIKE プライムを使いこなせるようになったら、micro:bitやArduinoなど、より自由度の高い電子工作系の教材にステップアップする道もあります。レゴで培った「作る → 動かす → 改良する」のサイクルは、どんな教材でも活きてきます。
よくある質問(Q&A)
Q. 普通のレゴブロックとの互換性は?
A. SPIKE シリーズはレゴテクニックと互換性があります。手持ちのレゴテクニックパーツを組み合わせてオリジナルロボットを作ることも可能です。
Q. パソコンとタブレット、どちらが必要?
A. SPIKEシリーズはWindows、Mac、iPad、Chromebookに対応しています。タブレットでも操作できますが、画面が大きいパソコンのほうがプログラミング作業はしやすいです。
Q. 保護者にプログラミングの知識がなくても大丈夫?
A. 公式アプリ内の学習コースは、プログラミング未経験の保護者でもサポートできるように設計されています。お子さんと一緒に取り組めば、保護者自身の学びにもなります。
Q. 中古で買っても問題ない?
A. パーツの欠品やハブの動作不良のリスクがあるため、可能であれば正規販売店からの新品購入をおすすめします。特にハブ(制御用のコンピューター部分)は消耗品のため、中古品では電池の劣化が心配です。

レゴプログラミングで注意したいポイント
レゴのプログラミング教材を活用するうえで、事前に知っておきたい注意点をまとめます。
パーツの紛失に注意
SPIKEシリーズには数百個の小さなパーツが含まれています。特に低学年のお子さんが使う場合、パーツの管理が重要です。専用ケースに種類別に分けて収納し、使った後は必ず片付ける習慣をつけましょう。
バッテリーの充電管理
SPIKEのハブは充電式バッテリーで動きます。遊ぶ前に充電されているか確認し、長時間放置する場合は定期的に充電しておくことをおすすめします。バッテリーが完全に放電した状態が続くと、劣化の原因になることがあります。
アプリのアップデート
SPIKEアプリは定期的にアップデートされます。アプリのバージョンとハブのファームウェアが合っていないと動作に支障が出ることがあるため、定期的にアップデートを確認してください。

レゴプログラミング教室で学ぶ選択肢も
「教材を買っても使いこなせるか不安…」という方は、レゴ教材を使ったプログラミング教室に通う方法もあります。
クレファス(Crefus)やプログラボ(ProgLab)など、レゴの教材を使った教室では、専門の講師がカリキュラムに沿って指導してくれます。教室で基本を学び、慣れてきたら自宅でも教材を使って自主学習する…という併用型も効果的です。
教室の詳しい比較はSTUDY CODE KIDSのレゴ教室まとめでも確認できます。
まとめ
レゴのプログラミング教材は、お子さんの年齢と経験レベルに合わせて選ぶことが大切です。
初めてのプログラミングならSPIKE エッセンシャル、Scratch経験がありステップアップしたいならSPIKE プライム、家族で気軽に楽しむならLEGO BOOSTが適しています。
レゴブロックの「自由に作る楽しさ」にプログラミングの「動かす楽しさ」が加わることで、お子さんの創造力と論理的思考力を同時に育てることができます。レゴ好きなお子さんのプログラミング入門に、ぜひ活用してみてください。


